機械加工
ガンドリル加工
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ガンドリル(GUN DRILL)は、銃口加工用として発達しました。
普通1枚刃ですが2枚刃もあります。
シャンクの内部に油穴があり、高圧の切削油剤を刃先に送り、切屑はシャンクのV形溝を通って排出されます。
切刃は、一般に超硬合金が使われ、直径は3~30mm、長さは直径の200~250倍程度のものがあります。
ジグボーラーによる穴加工
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ジグボーラーによる穴加工は、通常下穴をあけた加工物にボーリングバイト等の工具を用いて、高精度の穴に仕上げる加工です。
その穴ピッチ精度はミクロン単位のため、工場内雰囲気に加工精度が左右されるので、恒温室に設置してあります。
写真の機械では、2.5~300mmまでの穴加工をすることができます。
ブローチ加工
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ブローチ盤による加工は、ブローチと呼ばれる総形工具を用いて、断面形状の複雑な穴などを一度に仕上げてしまう加工方法です。
工作物の下穴に挿入されたブローチが下方向に引き抜かれ、ブローチ下方の荒刃から上方の仕上げ刃へと工作物を少しずつ切削しながら、所定寸法に仕上げるというものです。
写真は、キー溝用のブローチを使用してキー溝を切っているところです。
NC横中ぐり加工
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横中ぐり盤は、テーブル形、プレーナー形、フロア形という3種の基本形式を持っていますが、写真はテーブル形で、中型以下の加工物を対象とする横中ぐり盤の代表的な機種により、プレスのフレームを加工しているところです。
本体はベットとコラムからなり、ベット上にはサドルがあって、その上にテーブルが載っています。
サドルはベットに沿って運動し、テーブルはこれに対して直角方向に移動できます。